大きな被害をもたらすイエシロアリ

日本の西側に生息する「イエシロアリ」

日本のシロアリ被害を起こす代表的なシロアリとして、忘れてはいけないのが「イエシロアリ」です。
イエシロアリの体調はおよそ7ミリ~9ミリとなっており、体調が4ミリ~7ミリほどのヤマトシロアリと比べるとやや大きめになります。
イエシロアリはヤマトシロアリと並んで代表的なシロアリ被害を起こす生物として知られていますが、日本の全域位に生息しているとは限りません。
このシロアリが主な生息地としているのは、千葉県を境としてその西側になります。これは、イエシロアリが寒い地域で過ごすことができなかったり、暖かい場所をより好むことが理由になります。
その為、先程述べたように千葉県から西の温かい地域で行うシロアリ駆除では、ヤマトシロアリに加えてイエシロアリも対象となるケースが多いです。

数千万匹にも及ぶ集団生活

イエシロアリもヤマトシロアリと同様にコロニーを作って生活をしています。コロニーはヤマトシロアリのように分散されてあちこちに作られるのではなく、一つの場所に大きなコロニーを作るのが特徴です。
そこを拠点とし建物の中へ侵入し被害をもたらすのが一般的ですが、場合によっては分巣と呼ばれる巣を別の場所に作るケースもみられます。
そんなイエシロアリのコロニーには非常にたくさんのシロアリが潜んでおり、その数はおよそ100万匹にもなります。中には「数千万匹」のシロアリが潜んでいるコロニーもあり、実にたくさんの集団で生活をしています。
これだけたくさんの集団で生活をしているイエシロアリは、食害のスピードも非常に早いです。また、行動範囲に関しても100メートル前後と広くなっています。
建物にイエシロアリが潜むと、あっという間に被害が広がってしまうと言われているのは、このようなイエシロアリの特徴が大きく関係しています。
また、シロアリ駆除はできるだけ早めに駆除を行うのがポイントであるのは、イエシロアリによる被害のようにその進行スピードが早い場合もあるからです。

6月から7月に起きる群飛

イエシロアリの羽アリは、ヤマトシロアリに比べるとすぐにシロアリだと判断できます。
その理由の一つといえるのが、ヤマトシロアリと違って胴体や羽の色は黒色をしておらず「黄褐色」になっているからです。それもあってか、黒アリと間違えることなくシロアリであると判断しやすいです。
イエシロアリに限ったことではありませんが、シロアリの姿を見かけるのは大抵羽根アリの姿のシロアリです。
羽アリはある時期になると「群飛」を行い、これによって新たな巣を作ります。
群飛を行なう時期はそれぞれのシロアリによって異なっており、イエシロアリの場合ですと「6月」「7月」頃になります。
この季節にもしも羽アリを見かけたならば、それはイエシロアリである可能性が高いといえるでしょう。ちなみにヤマトシロアリの場合はイエシロアリよりも少し早めの「4月」、「5月」辺りに群飛を行います。
イエシロアリとヤマトシロアリを見分ける一つの手段として、群飛が起きた時期をチェックするのもひとつの方法です。